PERSONA MOON

　ヒロミちゃんの攻略は希太に続いてのグッドエンドでした
きっと最初の方の選択肢で間違え捲くってたんだろうなと思います･･･
途中舞台でヒロミちゃんに呼ばれたみたいだけど主人公気付かなくて、ああこれ絶対グッドエンドだと思ってたらその通りでした･･･ｼｮｯｸﾀﾞ~

　一応全キャラ終わったので希太とヒロミちゃんのリベンジします。
レポは最終話とエピローグのみなのでしばらく記事は載りませんが攻略は進めてると思います。
で、二人のリベンジが終わったら恵人・晴彦のエピローグレポの為にそれぞれ２週目やる予定です
当面の学園祭の攻略予定はこんなところです。

１３日目∥話しかけない・その場にいる（スチル）

１４日目∥寂しいよ・今までありがとう

１５日目∥選択肢なし

　衣装作りも佳境に入り放課後に家庭科部の部員達と服のサイズの微調整をする主人公、ヒロミちゃんが着る予定の衣装をそっと撫でてると部長が思い出したように仮縫いをほどいて微調整しておいてと言いもう一度モデルの採寸をしなければならなくて出来ればヒロミちゃんに今会いたくないなと思う。
正確には会いたくて堪らないけど距離を置く事を決めたという主人公の思いを知るはずもなくメジャーを手渡され重い足取りで部室を出る。
Ｇフェスの誰かがいる事を願って今の時間なら美術準備室にいるだろうとドアを開けるがいたのはヒロミちゃん一人で、衣装の微調整で採寸をしたいとなるべく感情を押し殺して言うと長い間を空けてどうぞと椅子から立ち上がった。
向けられた背中の肩幅を測ろうと触れると心臓が締め付けられるような感覚がして次に腕の長さから腰周りと採寸しながら落ち着かなくて話しかけようか迷う主人公、黙ったままでいると振り向かずに準備は順調なのか聞かれてはいと答えると頑張ってねと。
その後は無言の採寸が続きとても静かだけどどこか温もりのある時間で協力ありがとうございました先生と言うとどういたしましてと教室を出て行った。
次の日は準備室でショーの資料整理をしていると希太と穣が怪文書を見つけた生徒から聞いた話をしていてどうしようと思わず立ち上がると地面がぐらつく、みんなの心配する声が聞こえたがふらふら準備室を後にした。
教室に戻り机に突っ伏していると美影が心配して声をかけてくれたがこんな悩みを話すわけにはいかないと、顔色が悪いけど大丈夫と聞かれてうんと答えるとクラスの女子が噂を知ってるかと話しかけてきて美影も知っているようで保健室に行ってくると一人で高野先生の元へ向かった。
保健室に向かう廊下を歩いてるとヒロミちゃんが入っていくのが見えて引き返そうと思ったが理由が気になってドアの前で聞き耳を立てる、高野先生が噂の事を躊躇いなく聞くと噂の相手は主人公だけど何でもないと言うヒロミちゃんの言葉に鼓動が速まる。
ほっとくのかと言う高野先生にわからないけど何とかするつもりだと言ってドアに近付く足音が聞こえどうしようとそのままでいるとドアを開けたヒロミちゃんがいつからいたのと驚いていて、入ってすぐと振り絞るように言うと全部聞いてたのと。
噂になんか負けないから大丈夫だからねと言うとびっくりした顔で見つめた後ありがと私なり出来る事はすると笑ってくれて、久し振りに見る笑顔にさっきまで重かったからだが軽くなったような気がした。
翌日、朝早く登校してヒロミちゃんの礼服を仕上げると担当の衣装は全て出来上がり、昨日はひどく落ち込んでいたが今日はそのことがあったから少し心が軽い。
嬉しそうだねと美影に聞かれて衣装が全部出来上がったからと言うと男子生徒集まりヒロミちゃんと付き合ってるのは主人公だと言い出し、スーパーで一緒に買い物をしていた事やそこで不良をパシリに使ったことを知っているようで本当のことだから否定しようがなく凄い剣幕で庇ってくれる美影にごめんと言って逃げるように教室を飛び出した。
とぼとぼと廊下を歩いてると周りから聞こえるひそひそ声に全部自分の事を言われているようで胸が掻きむしられるような感じがしていると噂の張本人は君かと教頭に話しかけられ、教師を誘惑するとはどういう神経をしているんだと言われ誘惑なんかしていないと言うが付き合っていないのは事実でも気持ちの部分は否定しきれず。
どうしてこんなことになったんだろうと抑えていた気持ちが涙となって頬を伝いそんな主人公の様子などお構いなしに他の生徒にも悪影響を与えると停学処分か退学処分と言いかけ、それは聞き捨てなりませんねと言う声に振り返るとヒロミちゃんが立っていて自分の事を悪く言うのは構わないが主人公の事を悪く言うなと教頭の襟首を掴みあげる。
こんなことをしてどうなるか分かってるんだろうなという教頭に悪いのは全部自分だから責任を取って辞めると言うヒロミちゃん、校長に報告させてもらうと教頭が立ち去ると私がいなくなっても頑張るのよと言われて状況が飲み込めないでいると高野先生が駆けつけ同時にチャイムが鳴り集まっていた生徒達が振り返りながら戻っていく。
無理矢理保健室に連れてこられるとヒロミちゃんがいなくなった後誰が主人公を守るんだという高野先生に自分がいなくなるのが主人公にとっては一番いいと答えるヒロミちゃんに何か言いたいのに何も言えないでいる主人公、そうじゃないと言われ珍しくイラついた表情で何がと言うと肝心なところで尻尾巻いて逃げ出すやつなんかによく教師が務まったなと言う高野先生。
胸倉を掴むがやれよ俺を殴ってみろと言われ殴れないでいると他人と深く関わるのが怖いだけだろ今一緒にいて守ってやんなきゃいけないのに自分だけとんずらかと冷静に続ける高野先生、オカマのまねごとで不良を卒業したつもりでもこのまま誰とも向き合わないでいるなら１７歳の頃の弘海のままだと二人がにらみ合い自分が教師でいる以上どうしようもないと保健室を出て行ってしまう。

　学園祭で生徒達が浮き足立つ中、朝のＨＲで副担任からヒロミちゃんが学校を辞める事が伝えられすでに学校にはいないと、ＨＲが終わり先生が出て行くと教室中のみんなが主人公との噂が原因だとか教頭とケンカしたからだとか突然の退職の話をしている。
が、主人公には理由なんてどうでもよくなっていたため耳を右から左へ通り抜けていき、美影に家庭科部の部長が呼んでいると言われても他人事のようでショーを成功させるって張り切ってたんだから最後まで頑張りなさいよねと言われてハッとする。
頭はぼーっとしているがまだやらなければいけない事は山ほどあってここで放りだしたらみんなの努力やヒロミちゃんの協力も全部無駄になてしまうと、部長のところへ行くとヒロミちゃんの代役をどうするのか聞かれて考え込んでいるとさらに相手役の女の子が風邪で明日出られそうもないという。
どうして悪い事は続けて起きるんだろうと思っているとウェディングドレスは主人公が着ないかと言われて、裏方でやることも沢山あるし私じゃと渋っていると美影にやったほうがいいよと言われ部長には当日の流れはスタッフが完璧に覚えてるから大丈夫と。
男性モデルはヒロミちゃんと似た体型の人を探すことにして放課後は野外ステージでの作業に取り掛かり舞台セットが運び込まれてステージが完成していく。
みんなに指示を出したり忙しくていると少しは気が紛れたが暇になると途端に虚無感に襲われ、希太と話してるとサイズの調整が終わったから試着しほしいと呼ばれる。
ウェディングドレスを着る子を羨ましいと思ったこともあったが今は素直に喜べずず隣に飾られた礼服を見ながらこれを着てヒロミちゃんが隣いてくれたらどんな嬉しいだろうと思うとヒロミちゃんはもういなくて胸がぎゅっと締め付けられる。
もう会えないのかなと思うともう一度会ってちゃんと話したいと最後のリハーサルが終わった後すぐに学校を飛び出しヒロミちゃんのマンションへと向かっていた。
チャイムを押したが出てくる様子もなく買い物に行っただけかもしれないとドアの前で待つことにしたが隣に住む男性に今日引越し業者が来ていたからもういないんじゃないかなと言われドアにもたれるようにしゃがみこみ動けなくなった。
落ち着いた頃にはもうすっかり暗くなっていて帰ろうかなと涙をぬぐい立ち上がろうとすると通路の先にヒロミちゃんが立っていて、ずっとここにいたわけじゃないわよねと聞かれるが何も答えられずうつむいたままでいるととりあえず中に入ってと。
コーヒーを入れてもらい向かい合って座るが二人の間に会話はなく黙ったままコーヒーに口をつける、飲み終わったら家まで送ると言われ言いたいこと話したいことはたくさんあるのに黙ったまま頷く事しか出来なくて。
ぽつりぽつりと今日会わなかったら二度と会えない気がしたこと隣の人に引越し業者が来ていたと聞いたこと話しどこにも行かないよねと聞くと急だけど明日の今頃はもうこの町にいないと、絵の勉強をしに海外に行く事にしたから明日はもう飛行機の中よと視線をそらし零れ落ちそうになる涙を必死にこらえ国内なら会いに行く事が出来ても海外では到底無理だとショックを受ける。
ヒロミちゃんと会えなくなるなんて考えられない寂しいと真っ直ぐに見据えると頬に手を添えて寂しそうにごめんなさいと、帰ってくるまでずっと待ってると言うとこれからいろんな人に会ってその中には自分よりも主人公の守ってくれる人がいるからそんなことしちゃだめ忘れなさいと。
悲しみと一緒にＧフェスに入ってから今までの思い出が溢れ出そうで辛い事もあったけどいつもヒロミちゃんがいてくれたから乗り越えられてきた。
涙を堪えながら立ち上がると玄関へ向かい振り返って今までありがとうございましたと、また会えるよねと願いをこめるようにふりしぼるように言うがじっと見つめるだけで口を開かず家まで送ると言うヒロミちゃんにこれ以上一緒にいると余計につらいからと断わってドアに手を掛ける。
部屋を出ようとするとドアノブに手が添えられドアとヒロミちゃんに間に閉じ込められ背中にヒロミちゃんを感じるが振り返らず、低くて悲しげなごめんという言葉に精一杯明るくもう充分すぎるくらいたくさんのものをもらったから大丈夫という主人公。
その瞬間すごい力で振り向かせきつく抱き締めお互いに一瞬我を忘れ玄関でどのくらい抱き合っていたのか、もうこれで本当に充分だとヒロミちゃんを突き放すとばいばいと言って部屋を飛び出した。

　学園祭当日、晴彦達の作った入場アーチを前に大きく深呼吸をする主人公、Ｇフェスのメンバーやヒロミちゃんと頑張ってきて全てがかけがえのない大切な思い出だが彼はいない。
ヒロミちゃんのためにも頑張らなきゃと思ってると高野先生に声をかけられつい残念そうな顔をしていたらしくなんだよその眼と言われてしまい、少し呆れたようにため息をついてあいつのことだからすにけろっと戻ってくるだろ慰めるように二、三度頭を叩いた。
そうですよねと少し俯いてしまうが今はショーを成功させないとですよねと笑顔を向けるとその意気だと笑顔を返してくれて、昨日のうちに礼服を着ない条件でヒロミちゃんの代役を人気投票で２位だった高野先生にお願いしていた。
ショーを控えて慌しくモデルの着替えやメイクを家庭科部に主人公はステージ側で最終準備の指示を慌しくそれでも楽しく進めていく中ヒロミちゃんがそこにいないのがとても寂しく感じられて、気がつくとヒロミちゃんの事ばかり考えてしまいこんな中途半端な気持ちで本番を迎えたら後悔してしまうと気を取り直す。
心配して様子を見に来てくれた美影を見ていっぱいいっぱいだった気持ちがなんとなくほっとして、始めた時には思いもしなかったほどの人たちが協力してくれて今日が今までの集大成だから頑張らなくちゃとガッツポーズを作ってみせるとヒロミちゃんは見に来ないのかなと遠慮がちに聞かれる。
来ないのはわかっていても認めたくなくてわからないと曖昧に答えると客席から見てるから頑張ってと肩を叩いて立ち去った。
全てのモデルが衣装を身にまといメイクを済ませ主人公もウェディングパートの花嫁として純白のドレスに身を包み出番を待つ。
幕が開き軽快な音楽が流れる中モデルが二人一組で舞台へ上がっていくと高野先生に本当はあいつが良かったんだろと言われて、こんなキレイな嫁さん貰い損ねてざまーみろと口は悪いが慰めてくれようとしているのがわかる。
神父役のモデルが舞台に上がり高野先生と歩いていくとヴェールを上げる会場全体を見回すと聞き覚えのある声が名前を呼んだ気がするがそんなはずは無いとショーに集中する。
幕が閉じスタッフに労われる中ありがとうございましたと頭を下げると楽しめたよとか誘ってくれてありがとうと、この中にヒロミちゃんがいればと叶わない思いを胸にしまって片付けへと移る。
学園祭の目玉である花火が始まって希太花火に向かって大声で叫ぶと恵人がうるせえと言って追いかけあいそんな楽しげな光景をメンバーと笑いあいながら見ている。
ふいに知らない番号から電話がかかってきて不安になりながら出ると理事長からで今すぐ理事長室に来てほしいと言う、突然の事ですぐ行きますと言う声が裏返ってしまい理事長室の前で深呼吸をする。
が、中に入るとそれは無意味なもので会えないと思っていたヒロミちゃんが立っていて嬉しくなるが本当に噂のような関係は無いんだねと確認する理事長の言葉に身が凍る。
しばらく黙った後、主人公は妹のようなものでそれ以上の感情は無いと言い主人公も胸の奥に色んなものを仕舞う込むようにはいと答えるとそれなら問題は無いから他の先生にはそういうふうに説明しようと。
理事長室を出て二人で屋上に上がると花火を眺めながら聞きたい事がありすぎて言葉が出てこない主人公、驚いたでしょうと困ったように笑うヒロミちゃんに頷くと飛行機に乗ろうとしたけど理事長からもう一度教師をやらないかと呼ばれたと言う。
だけどと主人公に向き直るとさっき理事長室で話した言葉は教師である眞壁弘海の言葉だからと言う真剣な眼にとらわれて、卒業したら聞いて欲しいことがあると言われ頷こうとすると頬を涙がつたい混乱させてごめんなさいと子供をあやすように頭を撫でられますます涙が溢れてくる。
我慢しなくていいのよと泣き止むまでそうしてくれてヒロミちゃんが傍に戻ってきてくれた事が嬉しくてこの幸せがずっとずっと続く事を心から願った。

[1回]