PERSONA MOON

　玲音の攻略エンドまで終了です♪
ちょっと話しベタだったりする玲音でしたがお母さんの歌にまでやきもちをやいてしまったり結構かわいかったですｗ
御曹司学園はストーリーというかキャラの感情の変化が自然で選択肢に悩む事はほとんどありませんが小説を読んでいるようで楽しいです

９話∥気にしてない

１０話∥私に聴かせるため？（スチル）

エンド∥選択肢なし（スチル）

　主人公は十夜に今度開催されるピアノコンクールの申し込み用紙一式をこっそり頼んでいた。
やっぱりみんなの前でピアノを弾くのを玲音も本当は楽しいんじゃないかと、もう一度申し込み用紙を持っていって話してみようと思っていた。
裏庭に行くと玲音はいつも通り木の下でご飯を食べていて主人公が行ってももう驚かないでくれる、お弁当を食べ終えてからコンクールの申し込み用紙が入った封筒を差し出した。
このままじゃ勿体無いし出てみたら何か変わるかもしれないと言うがそういうのは迷惑だからと悲しい顔で行ってしまい、傷つけちゃったかなと溜息をついてしまう。
心配して由実たちが話しかけてくると封筒に気付いて十夜が渡せなかったのかと、主人公が出るわけないし最近玲音と仲が良いみたいだからと気付いていたらしい。
力になるよと言ってくれる三人に当たり障りない程度で話してみるとひいきなんてしなくても玲音は上手いと、もう一度説得してみたらと言われて迷惑だって言われたしさらにしつこくして嫌われたらと思うと怖いと言う主人公。
それでもしつこくするのが相手を思うことだと言う大輝、玲音が諦めて主人公まで諦めたらそれで終わりだと。
放課後音楽室へ行くと玲音が弾いているのが聞こえるがなんだか辛そうに感じて、深呼吸をして思い切って中に入るとさっきあんな事を言ったからもう来ないかと思ったと。
確かに凹んだしショックだったけどもう気にしてないと言うと難しい顔のままだったが安心したようで、言った事を後悔してたけどどうしたらいいか分からなくて謝りに行こうと思ったけど嫌われていたらどうしようかと思っていたらしい。
私も同じ事を考えていてコンクールの事を諦めようと思ったけど友達が励ましてくれて諦めたくないと思ったという主人公、ひいきされるのが嫌だっていうけど審査員の問題であって観客には関係ないと。
祖父もマスターも自分も、小さい頃に玲音のピアノを聴いた友達も感動したって言ってたと言うと本当にズケズケ言うよねと、本心だから伝えたかったという主人公に笑いながらそういうところ好きだよと言われドキッとする主人公。
結局好きの意味は聞き損ねたがコンクールに出ると言ってくれて条件は主人公の為に弾くから聴きに来る事と、絶対に行くと言うとにっこり微笑んでくれた。

　裏庭へ行くといつもの木の下で難しい顔をして座っている玲音、主人公が近付いても気付いていないようで後ろから覗き込みながら声をかけると何度目かでやっと気付き慌ててノートを閉じる。
動揺している玲音に驚かせてごめんねというとノートを隠しながらお昼を食べようと、なんだかまた誤魔化されたような気がする主人公。
あれから放課後に音楽室でコンクールの課題曲を練習している玲音、差し入れを持って行くといつもと違うきれいなメロディーが聞こえる。
入っていくとびっくりした様子に邪魔しちゃったと聞くと平気と調子はと聞くとふつうと、玲音のふつうは気にならないとかいつも通りとかいう意味で。
差し入れを持ってきたよというと楽譜をしまって隣に座る、最近よく笑ってくれるようになったと嬉しい主人公だった。
楽譜しまっちゃったけどもう終わりと聞くと家で連取すると、なんで音楽室で練習してるんだろうと不思議そうに聞くと前は母親に内緒だったからだけど今は主人公が聴きに来るからと言われて嬉しくてなんだか照れてしまう。
コンクール当日はマスターと一緒に来た主人公は思い切り緊張していて、あんたのために弾くからという言葉が日に日に大きくなって妙にドキドキしていた。
玲音は一番最後でやっぱり名前を見てクライマックスみたいに順番を決められたのかなと思う主人公、でも順番とかは関係なく楽しもうと思う。
玲音の順番になり主人公のほうを見て笑った気がするが、弾き始めたのは課題曲ではなく放課後に玲音が弾いていた曲だった。
私のためにという意味がわかって課題曲以外の曲は評価が受けられないのに平気なのとかやりすぎだよとかもあるけど何より嬉しかった。
演奏が終わり一瞬の静寂の後会場には歓声と拍手が溢れていたが参加者用の控室に向かって走り出していた主人公だった。
控室を探してうろうろしてると不意に腕を引かれて振り返ると玲音が、数人の男性の声が聞こえて逃げるからきてと主人公の手を握り走り出す。
田中さんの車に乗ると笑い出してみんな凄い顔してたと、弾く前に目が合ったと言われてあれ気のせいじゃなかったんだと思う主人公。
暗くなりかけた公園を手を握られたまま歩いているとあの曲は主人公の為に作ったのだと、久し振りのコンクールであんな事するなんてやっぱり大胆だよと言うとありがとう笑い。
大勢の人の前でピアノを弾いてあんなに歓声をもらって楽しかった事を思い出したとありがとうと主人公を抱きしめる。
ＬＩＮＡの息子だと言う事に固執してピアノが好きなことも夢のことも目をそむけてたと、大事な事から逃げていた事を主人子に教えてもらったからありがとうと言う玲音。
結局結果は審査外で新聞や週刊誌にも取り上げられ記者がうろついている事もあったが本人は嬉しそうで、これぐらいやっておいた方が作曲家になった時に売れるからと。
裏庭に由実や大輝、十夜を連れて行くとうるさいと言われてごめんねと言うと頬にキスされこれで許してあげると、三人に本気でお邪魔みたいと言われて慌てる主人公。
みんなの笑い声が交じり合って青い空に吸い込まれるように響いていた。

　玲音と約束の日、３０分ほど待っているがただ主人公が張り切りすぎて早く来すぎただけでまだ１０分もあると思っているともう来てたんだと声を掛けられた。
またＬＩＮＡのライブに行こうと１週間前に誘われて今日は眠れたと聞かれて、早めに寝たけど早くに目が覚めた主人公だった。
ライブ終了後前回と同じくまだ夢の中にいるみたいな気分の主人公、まだ余韻で涙が溢れていてハンカチいると聞く玲音に二枚持ってきたと、すぐ止めるからごめんねと言うと二回目だけど慣れたと言われる。
もう大丈夫というとじゃあ母さんが待ってるから行こうと言われてパニくる主人公、色々話したら今日のライブに連れてきて会ってみたいと言われたらしく聞いてないというと言うのを忘れたと言う玲音。
じゃあしょうがないよねと納得しかける主人公目も赤いし恥ずかしいというと平気ちゃんとかわいいと、コンクールの後から少しづつこういうことを言うようになってそのほとんどが不意打ちのうえいい笑顔つきでずるいと思う主人公。
緊張でくらくらしてきた主人公、つれてきたと扉を叩くとバタバタと慌てたような音がしてゴンという音のあとに正真正銘のＬＩＮＡが現れついぼーっと２人のやりとりを見つめてしまう。
ぎくしゃくした挨拶の後マスターのお店で一緒に食事をする事になり、ＬＩＮＡに久し振りにピアノが聴きたいと言われていいけどと言うがなんとなく機嫌の悪そうな玲音。
ピアノにあわせてＬＩＮＡが歌い始めてまた泣きそうと思ってると玲音がこっちを睨んだ後曲調が段々胸に染み込んでくるような音色を奏で始め、ＬＩＮＡにはその意味をわかっているようでくすっと笑い不思議そうな主人公。
演奏が終わって拍手を送っていると主人公の前に来て俺のピアノでも泣けたと聞く玲音、目尻に浮かんだ涙を拭ってくれてうんと言うと本当にと、じゃなかったら泣いてないというとならいいと笑って。
どういう意味か聞く前に飲み物を作りに行ってしまいマスターとＬＩＮＡも結局顔を見合わせるばかりで教えてくれず。
田中さんが迎えに来てくれるけどどうするというＬＩＮＡに俺たちは歩くと言う玲音、見送られて歩き出すと嬉しかったと聞かれてまだ夢の中みたいと答えるとまたちょっと不機嫌そうな顔。
元気ないというとやきもちという玲音、母さんといるときのほうが嬉しそうだからやきもちやいてるのとさっきもピアノより歌の方に感動してるようだったらつい本気出したと。
びっくりして足を止めるとじっと主人公を見つめて俺だけ見てて俺がピアノ弾いてる時は俺のことだけ考えててと、主人公がそうしていられるように頑張るからと手を引き寄せて唇をつけわかったと。
そう言われたら頷くしかないとうんと頷く、嬉しそうに笑う顔を見てるとずるいとかそう言うことはどうでもよくなってしまう主人公だった。

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