PERSONA MOON

　穣の攻略が無事ハッピーエンドを迎えられました♪
希太のハピエンを逃したのでドキドキでしたがほっとしました、が実はこれアップしてる時はまだエピやってなかったりしますｗ
レポすると時間がかかってしまうのでセーブして後回しにしました。

　最後の最後で主人公に気持ちをぶつけた穣が予想外に格好よかったです。
幼馴染って私にはいないせいかあまりぴんとこなくて惹かれないんですけどストーリーは全体的に初々しくて良かったかなと思います。

まあ棗先輩にはやっぱり遠く及ばないんですが･･･（ｲﾔｲﾔｲﾔ

さあエピローグのレポが終わったら次はヒロミちゃんの攻略がやっと始められる～～けどイケ学の冴島先生よりは簡単だといいなｗｗ

１３日目∥勘違いしたんだ・ありがとう（スチル）

１４日目∥寂しいと言う・さっきのこと気にしてる？

１５日目∥選択肢なし（スチル）

　朝、昇降口で穣に会うと今日も朝練だったらしくスポーツバッグを肩に掛けていて今日で学園祭まで１ヶ月だねと話してると部長らしくない絵文字が一つもないメールで放課後話しがあるから部室に来て欲しいと連絡がある。
部室に顔を出すと部長が無表情で二人を出迎えて姫君役の子の怪我が複雑骨折とかではないけど足にひびが入っててギブスが１ヶ月は取れないということで、部員と話し合った結果主人公に代役をお願いできないかと言われる。
戸惑っていると前に代役をやってもらったときにいけるんじゃないかと部員も殆ど賛成してくれていて、姫君役の子の希望で頼んでいるのだと言うが力になれるならとは思っても演劇部の実力も知っているし素人の自分が入ったら滅茶苦茶になってしまいそうでついていける自信がないと断わる主人公。
気持ちは分かるけど考えてみて欲しいと言われてその日は穣と一緒に帰るがどちらも無言で、代役の事を考えていてよく眠れずに朝を迎えると穣から一緒に行かないかとメールがきて飛び起きた。
いつも分かれ道から二人で歩き出しただ一緒に行きたかったとかじゃないよねと思ってると代役をどうするのかと聞かれてさすがに主役は自信がなくてまだ決めてないという主人公、セリフは覚えてるんだし主人公なら出来る演劇部の助けになれるのは主人公だけだし出来る限りサポートすると言ってくれて一人じゃないんだとやってみようと思う。
放課後部室に行くと部員が輪になって話し合ってるところで穣に背を押されて、１ヶ月しかないけど公演はしたいし演劇部の人たちの気持ちや努力を無駄にしたくないから足を引っ張ると思うけど代役を頑張ると言うと部長が抱きつき部員の拍手が聞こえる。
そうと決まればスパルタで行くからと言う部長の言葉どおりその日から練習詰めの日々が始まり、立ち稽古をする横でまずセリフを完璧に覚えて感情を込める練習をする。
総務の仕事は穣に任せきりでごめんねと言うと舞台に集中すればいいと言ってくれて、調子はどうかと聞かれて家でも台本を読んだりはしているけど限界があるしやっぱり足を引っ張っちゃってると言うと台本読みくらいなら手伝えると。
ありがとうと言って近くの公園に入るとさっそく読み合わせを始めるがセリフと分かっていても穣の言葉にドキドキする主人公、感情をどう込めればいいかわからなくてと言うと充分こもっていたと言われるが相手が穣だからとはさすがに言えず。
さらに読み合わせていると公園の入り口でどさっと言う音がして見ると徳が顔を真っ赤にして棒立ちになっていて、何も聞いてねえと言って走り去ろうとする後を追って台本読みに付き合ってもらってたというと誤解だったとわかってもらえた。
最近は練習詰めでＧフェスのほうにも顔を出せず総務の仕事も任せきりでその上に台本読みにまで付き合ってもらって甘えちゃってるなと思いながら美術準備室に顔を出すとあとは棗の書類待ちということで読み合わせしようと、晴彦と棗が来て読み合わせをしていたことに気付き書類は自分がやるから付き合ってやれと言ってくれて恵人も心配していたと聞き今まで以上に頑張ろうと思う主人公。
次の日、衣装を主人公用に仕立て直したと言われて着てみるとちょうど穣が着替え終わるのを外で待っていて君の可愛いお姫様を拝みなさいと部長に言われて疑問符を浮かべながら入ってくると主人公と目が合い赤くなった。
立ち稽古に参加するようになってから朝早くこっそり練習をしている主人公、穣が朝練の日にばったり会うと練習を抜け出して手伝うと部室に来てくれてぎこちないながら若君の立ち位置で動きをしっかりつけてくれる。
立ち稽古にの練習も手伝えるように覚えてきてくれたのかもしれないと期待してしまうほど数回台本を見ただけで１場面を演じきってしまい他の場面をお願いしてもすぐに対応してくれる。

　学園祭も明日に迫り演劇部では最後の通し稽古をしていた。
部長から開幕前の確認が入り各自返事をしたり丸を作ったりして合図を送る、みんなは１ヶ月足らずでよく頑張ったと言ってくれるが毎回ぎりぎりこなしてると言う感じで。
緞帳の前で部長が定番の挨拶をすると観客席からまばらな拍手が起こる、真ん中にはＧフェスのメンバーと眞壁先生が座っている。
当日は忙しくて見に来れそうもないということでリハーサルに招待したからだ。
最後の長台詞に入り戦場で味方の銃に撃たれて命を落とした若君の亡骸を抱いて語るシーン、メンバーが見入ってくれているのがわかり気合を入れて最後のセリフを口にした後毒をあおって若君の亡骸に折り重なった。
衣装を着けたまま舞台を降りた部長がメンバーにどうだったか聞くとみんないい出来だったと言ってくれた。
穣との下校、緊張し過ぎて何を話してるのかわかっていない主人公を見かねてもう一度練習しようと言ってくれて、穣との練習収めだと公演で向かいあい二人の掛け合いのセリフ部分を練習する。
主人公の練習に付き合うためだけに台本無しで演技をつけてセリフを言うことができるようになっていた。
穣に褒めてもらうのがやっぱり一番嬉しいと思う主人公、穣のおかげだと言うと仲間なら当然だと言われて胸が痛み付き合ってるわけじゃないんだから学園祭が終わったらまた疎遠の幼馴染に戻るのかなと哀しくなる。
学園祭当日、早朝から舞台の袖に入る主人公と穣、演劇公演のほかにも舞台進行の役があり細かい準備や確認に追われる。
穣の作ってくれた舞台進行が細かく書かれた小冊子を受け取っていると演劇部の部長をはじめ部員全員が青ざめて二人を呼び若君役の部員がインフルエンザだと連絡があったと言われる。
容態は分からないけど熱があって病院に言ったと言う部長に続いて入院したらしいと眞壁先生の声がして、本人は這ってでも来たいと言っているらしいがさすがにインフルエンザでは登校自体できない。
代役をたててできないのかと言われるが人数をぎりぎりでやっているし若君役を出来る部員はいないと悔しそうな部員たち、眞壁先生が穣は主人公の練習相手をしていたと言うと全員の目が穣に注がれ無理だと顔を背ける。
主人公はどう思うかと聞かれてこういう事は苦手だと知っているがセリフもほとんど完璧に覚えてるし出来ると思いますけどと言うと部長はすでに乗り気で、諦めたくないと言う部員の声を受けて引き受けてくれる。
定刻になり、講堂にはこれから始まる大きなお祭りへの期待で笑顔の生徒達が集まり恵人が開会の宣言をする。
進行役は演劇部が全部肩代わりしてくれて主人公と穣は稽古場へ移動し最後の稽古に入る。
途中会いたくない二人に会ってしまい早速噂を聞きつけたらしく嫌味を言われるがそんなことでくよくよしてヒマもなく二人だけで練習を始めるが今まで言えていたセリフがつっかえてしまっていて、さっきの事を気にしてるか聞くとどうやら図星らしくせっかくの舞台だから楽しんでやろう最後だし頑張ろうねと言うと顔を上げて最後かと。
この舞台が終わったらと言いかけると部長がそろそろ時間だと声をかけて部員がそれぞれ衣装に着替え始め言いかけたことが気にはなるが舞台を頑張ろうと思う主人公だった。

　開演まで１５分をきり客席を覗くと予め用意した席はほぼ埋まっていて、後ろの方にはぱらぱらと立ち見の人や生徒会の三人、高野先生や理事長まで来てくれている。
衣装が着慣れなくて遅れてきた穣を思わず似合うなあと見つめていると似合っていないと思う穣、部長が主人公の背中に左手を回して右手の人差し指を顔の前で左右に振りながら分かってないな若君姿に見惚れてるんだよと言うので二人して真っ赤になってしまう。
ベルが鳴り開演５分前を知らせると各々が持ち場につき緞帳を上げる確認するとリハーサルの時のようにそれぞれＯＫの合図を送る。
部長の挨拶が終わり拍手の中２度目のベルが鳴ると穣の顔が緊張で強張る、緞帳がするすると上がっていき穣と主人公はしっかり手を握り合ったまま舞台の中央を見つめていた。
最初の場面は若君が村の祭りにお忍びで遊びに来ていて同じようにお忍びで遊びに来ていた姫君と恋に落ちる、村の祭りの様子が世界観に引き込んでいきそれがおさまっていくと若君と姫君の芝居が始まり本番に強いのか穣は落ち着いている。
物語が進みこの日以来若君は身分を偽って隣国の娘との逢瀬を繰り返すようになる、若君の父は純情に恋に悩む若君を見かねて村娘ならさらって側室にすればよいと家来に命じて行動を起こす。
さらわれていく姫君を守ろうとした家臣が殺されて隣国との関係が悪化していくが二人の気持ちは変えられないという切ない場面、何度も二人で練習した場面を演じながらこうしていられるのも舞台の上だけだよねとドキドキして胸が苦しくなる主人公。
穣を好きだと言う主人公の気持ちと若君を愛する姫君の気持ちが重なり芝居なのに胸がきりきりと痛む、物語はクライマックスを迎えて隣国との戦を止めようとした若君が味方の流れ弾に当たって死んでしまう。
戦場の真ん中にも拘らず飛び出していき若君を膝に抱えて抱きしめる場面、スポットライトが二人だけに当てられ他は闇になりラストの主人公の長ゼリフが始まる。
練習通りにすればいいのに抱いているのが穣だと思うと平静な気持ちに戻れない主人公、穣はぴくりとも動かずあともう少しと言うところでセリフが抜けてしまいもうだめごめんなさいと思うと穣が半身を起こして驚いたまま座り込んでいる主人公の手を引きながらありがとうあなたの涙が私の命を甦らせましたと抱きしめる。
セリフを忘れた主人公の為に大胆なアドリブで繋いでくれたのを察して部員達も目で確認の合図をし合っている、シメのセリフの後部長のナレーションが入り明るい音楽にあわせて役者達が踊り穣と主人公も挨拶をすると割れんばかりの拍手の中緞帳が降りる。
主人公は終わったと思いながら穣の手を離すのも忘れて舞台袖に来ると怖かったと零したとたんに涙が溢れ出し、セリフを忘れてごめんと泣いてると突然穣に抱きしめられて涙目のままビックリして顔を見上げる。
駆けつけてくれた部長をはじめ部員もみんな泣いていてオリジナルよりアドリブの方が良かったくらいだと言ってくれて、片付けはあしたでいいみたいだから後は学園祭を楽しんでねとただし衣装は着替えず最後までそのままでいる事が条件らしく。
仮装パレードに舞台衣装のまま参加してくれと実行委員に頼まれたらしくいいよって返事しちゃったと言う部長、ノリノリなのは部長だけじゃなくしかも主役なんだからずっと二人でいなくちゃだめだよと部長命令される。
穣はこういうの苦手だろうなと思いながら希太たちのライブを聞きに行くと部屋で一緒に聞いた曲が流れあのときのドキドキを思い出しながら穣は覚えてるかなと思うが表情からは確かめられず、ライブが終わると仮装パレードが始まりペンライトを持って列に加わる。
それが終わると花火が上がるのを待つだけでこれで学園祭も全部終わりだなと急に寂しくなる主人公、隣にいたはずの穣が後者に入っていくのが見えてどこに行くんだろうと後を追うと演劇部の部室だった。
花火を見ないのと声をかけると目立つ事が好きじゃない穣は一刻も早く着替えて制服に戻りたかったらしく、主人公も片付けがあるから着替えようかなと稽古場行く。
花火が始まるから行けよと言われて行かないのか聞くと申請し忘れて使ったものがあるからそれだけ戻しておきたいと、総務の仕事を任せ切りにしていたから穴もあったんだろうなと一緒に行くという主人公。
二人で講堂に行き荷物を運び終わると花火に間に合ったねと早く行こうと言うが穣は動かず、ドンという音が聞こえてほら始まったと倉庫のドアを開けようとすると腕を引き寄せられ後ろから抱き締められた。
一気に体温が上昇したような気がしてドキドキしすぎて何も言えないでいると腕に力がこもり、「好きだ･･･ずっとずっと好きだった」と切なくかすれるような低い声が耳元で響く。
穣から一番聞きたかった言葉に胸がきゅんとして涙が零れかすれながらも何とか返事をしようと私もと、穣が急に自分のほうへ振り向かせて近付いてくる顔にビックリして後退るが後ろは壁で下がれずそのまま唇が重なる。
唇が離れると真っ白の頭で穣を見つめると熱っぽい表情にいつもの穣じゃないみたいと思う主人公、再び近付いてくる顔に焦って名前を呼ぶと「ごめん、今余裕ない」と低く呟いて顔を引き寄せ確かめるように何度も唇を重ねてくる。
外で響く花火の音が遠くなっていき頭の芯がぼうっとなり長い口付けに唇を離すと溜息が漏れる、倉庫の壁に手をついて主人公の肩に額をつけて穣も大きく息を吐く。
「悪い好きな気持ちを抑えられねえ、こんな余裕がなくなるとは思わなくて」と言う穣の耳が赤くて、強引なところに驚いたけど嫌じゃなかったと私もずっと好きだったから嬉しいと言うとよかったと幸せそうに微笑んでくれる。
見つめ合ってから少し笑いもう一回だけそっとキスをしそろそろ行くかと差し出された手を取ると優しく握り返してくれて、校舎の方へ行くと花火はクライマックスを迎えていた。
キレイだねと話しながらこれからもずっとこんなふうに手をつないで一緒に歩いていきたいと花火を見上げる穣の横顔を見つめながらそう願う。

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