PERSONA MOON

　恵人のエピローグレポが終わりました。
１番に攻略したのでそういえばこんなストーリーだったなと思いながらの２週目でした。
とりあえず今月下旬に幸人が配信されるので幸人攻略後に晴彦のエピローグレポをしようと思います。
幸人配信が楽しみだ～～～～～～～

　授業が終わって帰り支度をしてると美影に自分と帰るか恵人と帰るか聞かれからかわないでよと言うとどういう意味よと、学園祭の日に帰ってから幸人に主人公は自分のものだから手を出すなと恵人が言ったらしく思わず口ごもる。
確かにお互い好きだと告白をしたけどあれ以来ちゃんと話しをしていなくて学園祭まではほぼ毎日行動をともにしてきたけど終わった今は会って話す口実もなく。
ちゃんとお互いの気持ちを確かめたんでしょと美影に聞かれてうんと頷くものの夢でも見てたのかと思うくらいその後は普段どおりだと言うと恥ずかしがってるんだと笑顔で励ましてくれる。
なんとなく元気になってありがとうと話してると恵人が教室に来て主人公の腕を引っ張って連れ出された。
久々に肩を並べて一緒に帰りながら日にちがあいたせいか妙に緊張してしまいまたGフェスでイベントをやりたいですねと話しかけるが恵人は上の空で楽しそうでもなく本当に夢だったんじゃないかと思ってしまう。
分かれ道でもう少し話していたかったと思いながらそれじゃあと背を向けると名前を呼ばれ、腕を引かれてよろめき恵人に抱きとめられて慌てて離れようとするがそのまま抱きしめられ俺らって付き合ってるんだよなと聞く恵人に驚いた声を上げてしまう。
腕が緩んで見詰め合うか格好になると多分と答える主人公にちょっと赤くなりながら付き合ってるならメールの１０通や２０通よこせと言う恵人、夢かと思ったと同じように思ってくれてたことに思わず笑ってしまうと罰として土曜日にデートをすることになった。
土曜日、約束の５分前に行くと恵人はすできていて３０分待ったと言われ時間を間違えたかと聞くと勝手に先に来たんだ文句あるかとちょっと怒ってるような表情でさっさと歩き出す。
連れてこられたのはなぜか山で初デートで山に来る人も珍しいと怪訝な顔で見るといらっとした声でラッキースポットが山で山登りすれば恋愛運があがるとテレビでやっていたと顔を赤くして一気にまくし立てた。
たどり着いたのは一軒の山小屋で何となく合宿で避難した山小屋を思い出しながらどうしたのか聞くと父親のもので小学校の時にはよく来ていたらしくここを見せてくれるためにこの山に来たのか聞くと少しあきれた顔で山小屋見るだけで楽しいかと。
きょとんとしていると後ろのドアを閉めてから主人公を押し付け声を上げようとする口をふさがれる。
顔を離してにっと不適に笑いこういうことをするために決まってるといわれてびっくりする主人公、お互い実家だし外だと人目につくしちょうどいいだろと言う恵人にはいと答えつつ心の準備がびくびくしながら上目に見上げるとそういう顔いいなとまた唇を重ねてくる。
目を閉じて受け入れるとキスはどんどん深くなって焦り強めに恵人の体を押して少しだけ離れるとものすごく不機嫌そうな顔する。
精一杯話題をそらそうとお腹がすかないか聞くと主人公が食いたいと言ってまた顔を近づけてくる恵人、どうしようと思いお弁当を作ってきたと言うとしょうがないから食ってやると離れ胸をなでおろした。
味は分からないけど綺麗に出来てると玉子焼きと言う恵人に割り箸を手渡すと「はあ？」という顔でこういうのはお前が食わせるのが仕事だろと、促されるまま玉子焼きを口に運ぶとうまいと言われ嫁入り検定合格という言葉に思わず聞き返した。
食休めに壁にもたれながら雑談をしている間も手を握っていてくれて付き合ってないかもと不安がってたのがうそみたいだなと幸せな気持ちに満たされる主人公、お弁当の下ごしらえや服選びで夜更かししたのがたたってうとうとしてしまい遠くで恵人の声がしたが返事をする前に意識を失っていた。
パシャッという機械音で目を覚ますと携帯を構えた恵人がいて起きるなよと言われたが膝枕をされていたようで慌てて体を起こす。
恵人も携帯を片手になんだか慌てていてどうやら主人公の寝顔を撮っていたようで無防備にしてると襲うぞと近づいてきて、起きててもさっき襲われたと慌てて夕方だからそろそろ山を下りないとというと一瞬ものすごく不機嫌そうな顔をしたものの続きはまた今度と立ち上がった。
山を降りずに山頂へ行くとロープウェイが見えてきて６時までという言葉に時計を見るとあと５分しかなく、急ごうと言うとだめだったら山小屋に泊まればという恵人をさらに急かすと俺と泊まりはイヤなのかとため息をついて歩き始める。
さっきのことだけで心臓が止まりそうなのに泊まりなんて無理だよ子供過ぎるのかなと思ってると恵人がチケットを買ってくれてその日最終のゴンドラに乗り込んだ。
ロープウェイの中はとても静かで頬杖を付いて外を眺めてる恵人に景色がきれいだと話しかけるがそうだなと答えたきり黙ってしまい子供過ぎて呆れちゃったかなとか途中で眠っちゃうし恥ずかしくて触れてくれるのが嬉しくても硬くなっちゃうし初デートなのにどうしてうまくいかないんだろうそのうち嫌いになられたらどうしようと思ってるとスカートに大粒の波がポツポツ落ちていて恵人が気づいてぎょっとする。
自分のせいかという恵人に首を振ってキスもお泊りもいやじゃないけど緊張しちゃってと泣きながら説明してると強く抱きしめられ俺だって緊張してるんだというその鼓動の早さを感じる。
大人じゃないしキスしたら止まらなくなりそうだったから抑えようとしていただけだと真剣な表情で見つめる、しかも抱きしめたせいで抑えられなくなったとやさしく唇が触れて俺はちゃんと好きだから勝手に不安になんな何かあったら一番に俺に言えと。
不安になりやすい主人公にいいものがあると手を出せと言われ右手を出すとこういうときは左手だと、ためらいがちに左手を出すと薬指に銀色の指輪がはめられた。
これは俺から逃げられないようにする鎖だ毎日つけて見るたびに俺のことを思い出せという優しいまなざしに胸が熱くなり嬉しくてまた泣いてしまう。
地上までの３分間さっきよりも長く深いキスにとろけていく思考の片隅できっともう大丈夫また不安になったら指輪を眺めればいい二人の気持ちは離れるはずないのだからと思った。

[1回]